日刊鶴のひとこえ

片品村は寒かった

【更新日】2007年10月6日(土)

尾瀬の森映画祭に参加。
日が暮れたとたんに予定を早めてイベントを終わらせるほどの冷え込み。
昼夜の寒暖差は優に10度を超えていたと思う。
これだけの温度差があるからおいしい野菜も育つ。

祭りというのは元来がその土地に住む神様や歴史を守ろうと行われてきたもの。
誰かに見てもらおうという性質はもともと薄い。
けれどもこの頃は全国的に新たな祭りを作り出そうという風潮である。
あくまで‘オラが町以外’に向けての情報発信という意味合いのものも多い。

ここ半年ほどそのような催しに関わってきて感じることは、
主催者と、出演者それから来場者との温度差。
あまりに自己完結しすぎてしまうと、
出演者あるいは来場者は疎外感を感じるということ。

この温度差をどうやって縮めてゆくのか。
いやいや本来が祭りというのは当事者達だけのものなのだから、
そんなことを考える必要はないのか。

自分の住む町に対する熱さは、
同時にそれを見ている人たちの寒さをも引き出す。
テレビでよくある楽屋ネタに、
視聴者がついていけないというのと少し似ている。
けれどもその温度差もまた、
地域づくりにはあってもいいのではという気持ちもある。
むしろ、
あるのが当たり前という思いのほうが強い。
なぜならこの時代の今の地域づくりというものは、
空っ風吹きすさぶ大地に火を灯すような気構えがなければとてもできるものではないから。

こういう書き方がまた、
温度差を生み出す。

そのくらいはわかっている。



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