 接客をする真塩さん
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 向こうに見えるのは赤城山。たしかに一等地です
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 ブランド名が『国府』。なんだか恐れ多い
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 気が利いているなぁ
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 白菜の甘みが引き立ちます
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群馬の地野菜『国府白菜』。名前からしてその土地が、以前は群馬の中心だったことをしのばせる。時は奈良から平安にかけての律令時代。国府というのは今で言えば県庁が、この場所にあった。榛名山を西北に、平野部から一段上がったところに広がるこの土地は、野菜作りを行うにも一等地である。とくに冬場の寒さは白菜をいっそう甘くする。
地元の農家の女性たちが中心となって開設した「国府野菜本舗」の代表真塩光枝さんは、農業経験もないままこの地に嫁ぎ、国府の農業の現実を見てきた。兼業農家だった真塩家は、ご主人は働きに出ていて農業はもっぱら舅姑の仕事だったという。「さてこれから畑を誰が継ぐかとなったとき、両親は夫に相談しないんですよ。私にするんです」以前から興味のあった真塩さんは、ご主人の「好きにしていいよ」の一言でまだ見ぬ百姓の道を歩み始めることになる。最初は、自分で作ったものに自分で値段をつけられないということにすら疑問を感じたという。「昔は自分たちの思いを伝えて売ることができたんですが、今はすべてダンボール出荷でしょう。昔から紐で縛って小売り相手でやっている農家はついていけないんです」小さくても地道のその土地の野菜を作り続けている人たちを守りたい。そうした思いから始まった国府野菜本舗は、今ではたくさんの人たちの交流の場にもなっている。「今度はここでお茶もできるようにしようと考えているんです」地産地消とはこういうことかもしれない。
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